<火器使用室>換気量計算シート
(kw)
(m3/h)
(m2)
(m/s)
(m3/h)
説明
ガスや石油燃焼機器のある「火気使用室」では、機械換気設備の設置が義務付けられています。厨房など調理室に設置されている機器の消費量(発熱量)を調べ、排気フードの型式から必要換気量を算出します。
ガス機器の消費量(発熱量)「kw」は、機器の側面などに貼られてる銘板に記載されています。ただし、銘板がはがれていたり、油汚れで見えなかったり、表示が薄れてしまっている場合など散見されます。消費量(発熱量)は、機器によって大きく異なりますので、品番やメーカー等の情報からできるだけその機器を特定し、カタログなどで確認することをおすすめします。
排気フードの換気型式については、以下の記事で説明していますのでご確認下さい。
※「機械換気設備の換気量測定〈火気使用室〉」
排気フードの開口面積を算出する場合、排気フードには一般的にグリスフィルターが取付けてありますので、開口率をかけて最終的な開口面積を求めます。
風量測定は風速計を使用し、偏りなく測定点を測定していきます。現場ではより正確な平均値を算出できるように、少し多めに計測するのが良いでしょう。フィルターの汚れ具合やダクトの位置などの影響で、測定点で大きなばらつきが発生している場合があります。
使い方
この計算フォームは誰でも無料で自由にお使いいただけます。パソコンはもちろんスマホでも使用できます。
1. 「番号」欄は、通し番号やフード番号など、あとで分かるように任意の数字をご入力下さい。
2. 「機器名」欄は、ガステーブルコンロやガスフライヤーなど、どの機器か分かるようにご自由にご入力下さい。
3. 数字は、半角でご入力下さい。
4. 換気型式は「40」「30」「20」「2」の4つから選択して下さい。
5. 機器の消費量(発熱量) kwの値をご入力下さい。
6. 「換気量を計算」ボタンで、合計必要換気量が表示されます。
7. フードに対して複数のガス機器等がある場合は、「機器を追加」ボタンで機器を増やすことができます。あとは上記2.~6.を繰り返して下さい。
8. 誤って追加した場合や、不要な機器フォームは「機器を削除」で削除することができます。
※ただし、一番下から消去されます。
9. 次に下の欄へ行き、フードの開口面積と開口率を入力します。
10. 実際に測定した「風速(m/s)」の平均値を入力します。
11. 最後に青い「計算」ボタンをクリック。
12. 計算結果が表示され、「合計必要換気量」に比べ「実換気量」が上回っていれば緑で「OK」、下回っていれば赤で「NG」と表示されます。
13. 「シートを追加」ボタンで、フォームを複製できます。調理室等にフードが複数ヶ所ある場合に、追加してご使用できます。
14. 「シートを追加」で複製した後、不要なシートは「シートを削除」で消すことができます。
※ただし、一番下から消去されます。
15. 印刷も可能です。スマホの方はPDFなどで保存すると便利です。