東芝ライテックも「LED非常用照明器具」を発売開始
パナソニック株式会社が2014年11月より、LED非常用照明の発売を開始しましたが、東芝ライテック株式会社も今月(2014年12月15日)より順次発売を開始すると発表しました。
(※2014年12月8日プレスリリース)
http://www.tlt.co.jp/tlt/press_release/p141208/p141208.htm
パナソニックと同様、建築基準法に基づく「国土交通大臣認定」を取得し、また(一社)日本照明工業会の非常用照明器具自主評定に合格しており、評定マークの表示が許可されていると記載されています。
非常用照明器具については、以下のような規定があります。
□建築基準法施行令 第126条の5第2号
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二 火災時において、停電した場合に自動的に点灯し、
かつ、避難するまでの間に、当該建築物の室内の温度が
上昇した場合にあつても床面において一ルクス以上の
照度を確保することができるものとして、国土交通大臣の
認定を受けたものとすること。
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□平成22年3月29日 国土交通省告示第242号
http://www.njr.or.jp/m01/10/100331/02.pdf
上記2つにより実質 非常用照明器具は、耐熱性があり、自動的に即時点灯する「白熱灯」か「蛍光灯」となっています。
※LEDを光源とする場合は、蛍光灯と同じく床面において2lx(ルクス)以上の照度を確保することとなっています。
リリースでは、パナソニックの34種を上回る38機種を投入するとしており、全機種に「自己点検機能」を搭載し、点検作業の効率化を図れるとしています。
またさらに、施行性を重視した点をアピールされており、バネ方式採用でワンタッチ取付ができ、コンパクト設計な為、天井裏の梁等との干渉を減らすことができるとしています。
一般照明のLED化が補助金・助成金のおかげもあってか、各社参入が相次ぎ飽和状態という話も聞きます。
新築物件ではLED非常照明が主流になるでしょうが、既存建物ではどこまで改修案件が見込めるか不透明です。節電効果についても、あくまで非常照明である為、どの程度の費用対効果があるか分かりづらく、これだけで交換する動機にはなりづらいように感じます。大規模改修や器具故障のタイミングでの交換が想定されそうです。
定期報告の調査では、自動で点検できる機構がついているので、作業効率的には多少上がるでしょう。
設置から蓄電池の交換時期まで含め、どのような効果や影響があるか今後見ていきたいと思います。
[参照]
東芝ライテック-『プレスリリース LED非常用照明器具の発売について』
http://www.tlt.co.jp/tlt/press_release/p141208/p141208.htm
東芝ライテック-『LED非常用照明器具 ラインナップ』
http://www.tlt.co.jp/tlt/products/facility/facility_led_indoor/led_emergency_light/led_emergency_light.htm#line
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- 2015/4/1